アキの痙攣が1時間くらい続いてから、息が止まりました。
去年のミルが辛そうな表情と動きで、、時間も2倍以上長かったので、それに比べると穏やかな感じでした。
もう激しい痙攣をするくらいの力も尽きていたかもしれません。
目を開けたまま、息を止めたアキの顔を見て涙が出ました。
17、18年くらい前に、夫が住んでいた韓国の半地下部屋の前でアキと会った時の姿がなぜかずっと思い浮かびました。
朝起きたら、玉三郎とくろちゃんが夫の足のところにいました。
玉三郎がベッドの上に来たのは久しぶり。
びっくり顔のくろちゃん。
なんか余裕ありげなくろちゃん。
アキの火葬は、二日後に。
なぜか仲のいいふたり。
ふたりは、アキを見て何を感じているでしょうかね。
なんともない感じでご飯を食べたりしていましたが、時々見ていたり、
なにか気づいている感じもありました。
火葬の車が来る前に最後の別れを。
夫も写真を撮ったり。
アキの匂いを嗅いているくろちゃんと、
くろちゃんのお尻の匂いを嗅いでいる玉三郎。
玉三郎は、長い時間アキと一緒にいたから、
悲しそうな表情を見せていましたが、
もともとこのような顔だったりするから、ちょっと分かりづらいです。
でも、アキのことをじっくり見ていました。
小心者だから、もっと近くには行けないような雰囲気でした。
マシューとミルの時にも頼んだ火葬会社の車が来て、
家の前でアキは空に昇りました。
ふたたび元気な足で、高い高いところに自由に飛び上がれるでしょう。
火葬の間、くろちゃんが甘えてくれて、寂しさを紛らわせてくれました。
アキの骨をラベンダー色の箱に入れました。
マシューとミルにも会えたかな。
昼ごはんはまたインスタントラーメンとベーグルサンドイッチ。
今回は、サッポロ一番。
私も夫も満足する簡単ごはんの組み合わせです。
アキにもベーグルサンドイッチを。
ベーグルサンドイッチを食べるアキは見たことがないけど、天国ではきっと食べられるでしょう。
昔のブログに、アキを家(夫が住んでいたところ)に連れて来た時に書いた記事がありました。
2005年11月3日 新しい家族
昨日、新しい家族ができた。
野良猫さんたちのうち、一匹を結局家に連れて来たのである。
この猫は正規メンバーのうち、色が派手だと言った(日本では派手な色だと思わないみたいだが)猫である。家の近くの野良猫さんのうち、唯一に撫でられる猫である。
前から家で飼おうかと思っていたが、昨日連れてきた理由は、昨日外で新しく来たデカ猫さんと喧嘩をして少しやられたみたいだったからである。
それでエサも食べず、しょんぼりしていてかわいそうだったし、また子猫なので心配になって連れて来たのである。
ずっと悩んだ後、「アキ」と名づけた。
今秋で、色がなんとなく紅葉を連想させるためである。
オッパのアイディアであったが、オッパより私のほうがもっと気に入っている。
現在、ミルと仲がいいほうである。
ただ、アキがミルの大好きな布団の上に上がってきたり、ミルがウンチする時すぐそばでみつめていたりする時だけ、ミルが「グー」と音を立てて不快感を表している。
新しい家族ができて嬉しい反面、これからやることが少し多くなって大変だろうと思う。でもミルにもやっと友達ができたし、後で私が家にいない時間が長くなってもふたりでいるから安心になるだろう。
アキはミルのように布団の上にシッコをしないと思うのだが、ミルがぜひそれを見て自分の恥を気づき、見習ってほしい。
アキに会ったのも秋で、さようならしたのも秋。
いつかまた会えると思います。
親と兄弟と一緒にいるアキの写真がどこかにあると思いますが、見つからず…
アキは、半地下の部屋の前に置いたごはんを食べにくる猫のひとりでした。