月曜日。
日曜日に病院から帰ってきたマシューは、自ら水を飲むのもうまく出来なかったのですが、普通に飲めるようになって嬉しかったです。
何回もの利尿剤で体中の水分が取られているから、水が一番美味しいでしょうね。
しばらく食べることも出来なかったので、擦って粉にした薬を注射容器に入れて口に投入していましたが、
少しずつ、ちゅ~るや美味しいものを食べてくれるようになりました。
マシューが私の足のところに来てくれました。この当たり前のような風景が再び戻ってきて感激でした。
でも足に伝わるマシューの呼吸は、いつも大きくて早くて…。
干し芋も食べられるようになりました。
細かく切って一個ずつあげたら、丸飲みしていました。
恐る恐る横になってから、やっと寝入ったかなと思ったら、また起きてはぁはぁとしていたので、不安は消えなくて。
特に夜のほうが咳が出やすいから、夜が来るのが怖かったです。
火曜日。
夫が投薬用のちゅ~るを発見したので、薬を入れてみたら、マシューが何の疑いもなく、美味しそうに食べてくれました。
いなば、すごいです。
だんだん、マシューがちゅ~る中毒になっていきました。袋を見ると、目が輝きはじめて^^;
栄養のあるカリカリも食べてもらえるように、ちゅ~るをふりかけとして使うなど、工夫を。
マシューが、少しずつよくなっていましたが、元には戻れないことや、完全な回復が難しいことで、切なくて気が重くて。
ご飯を普段どおりに盛ってしまいましたが、全然食欲が出ず。カレーがこんなにまずく感じたのは初めてでした。
この日は、病院でエコー検査を受けました。
検査の結果、肺水腫がだいぶよくなったと聞きましたが、その夜も、はぁはぁと呼吸が苦しい感じで咳も出てきたので、全然治った感じがしなかったです。
夜は、夫と交代でマシューの面倒を。
呼吸が苦しい時は、利尿剤をあげたり、おしっこさせたり。
立ちっぱなしでハァハァしているマシューを見守るだけの時間が長かったです。
マシューが横になって寝ている時も、呼吸は早くて。
呼吸するたびに体中が大きく揺らいでいるのを見ていて辛くて切なかったです。
水曜日。
少し涼しくなったから、久しぶりにエアコンを消して、リビングのドアを開けました。ずっとエアコンの効いた部屋にいたから、私も気分が少しよくなりました。
マシューは、お気に入りの玄関のところで、部屋で仕事をしている夫を眺めていました。
木曜日。
この日の朝は、マシューの呼吸が普通の感じで、本当に嬉しかったです。
午後になると、またはぁはぁが始まりましたが…
土曜日、マシューがあんな感じになった時に、この当たり前の風景がもう見れなくなるかもしれないと思っていたから、戻ってくる日常の風景ひとつひとつに大きい意味がありました。
久しぶりに蒸したさつまいもをあげたら、すごい勢いで食べてくれました。
前は飽きて食べてくれなかったのですが… 病み上がりで好みが変わってきたような。。
ご飯を食べている私達の食卓のところに来たマシューのお鼻には、さつまいも。
大満足だった様子です。
マシューの顔が、少し明るくなってきました。
横になれず、立ちっぱなしの時間が長かったせいか、
後ろ足がさらに弱くなって、ふらふらすることが多いですが、
ベロの色も、可愛いピンク色に戻ってきて嬉しい。
今朝のマシュー。
便器前の好きな場所でぐっすり寝ていたので、薬をあげる時間が遅くなりました。
マシューと一緒にいられる時間は、そんなに長くないみたいです。明日急変するかもしれない…。
でも夫がマシューのように肺水腫で酸素室で二日間治療を受けていたわんこが1年生き延びたという話をどこかで見かけたそうです。
マシューがいなくなることを想像していたつもりですが、今回のことが起きて、自分の想像がどれだけ甘かったのかと思いました。
元気なうちにもっといろいろしてあげれば良かったなと、悔いが残り、切なくなります。
普通に抱っこしていた日々も、普通に車に乗ってどこかに出かけることも、すでに恋しくなっています。
今は、回復してくれたマシューに感謝して、残りの時間を大切に過ごしたいです…。
マシューのこと、心配にしてくださった方々に感謝します。
ありがとうございます!